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いざという時のために、100%自給自足(自産自消)の生活を目指しましょう!


2012年12月10日月曜日

この指、とまれ!


2011年3月、福島原子力発電所の爆発事故をきっかけに、環境に優しいクリーンなエネルギー、そして再生可能で枯渇しないエネルギーに転換して行こうという考えが生まれ、日本中で原子力に代わる新しいエネルギー形態を作ろうとする動きが出てきました。

その中でも、メガソーラー発電の展開はいち早く進んでいます。
また最近では、太陽光パネルを無料で屋根に設置し、その売り上げの一部を還元するという屋根貸し事業までもが生まれました。
資源の乏しい日本ですが、山々に囲まれたその地形は、水力発電には最も適した国とも言われています。
小水力発電所を設置し、地産地消を考える地域も増えてきました。


でもこの動きが、本当に庶民の幸せのため、将来の日本のために進んでいることなんでしょうか?

国は、自然エネルギーの普及比率を上げるために、電気の売電価格を上げる「固定価格買い取り制度」を作りました。
電気の買い取り価格を上げることで、より再生可能エネルギー転換への動きに、拍車をかけようとしました。
たしかに、これによりメガソーラー発電設備や一般家庭の太陽光パネルの設置も増えました。
新しく風力発電の事業に参入する企業も生まれました。
まだまだ、原発の力には及びませんが、少しづつ再生可能エネルギー比率が増えているのも事実です。

しかしその反面、電気代の値上げが実施されました。
まだまだ不況の中、僅かの値上げだから・・・エネルギー自給率を上げるために庶民の生活に影響を与えるのは、仕方のないことなのでしょうか?

『もう原発はいらない!』と言う。

『もう少し待っていれば、誰かが・・・国が・・・企業が・・・私たちの為にクリーンで安全なエネルギーを開発してくれる。』そう思っている。

『原発を止めると電気が足りない、だから節電に心がけてください。』そう言われた私たちは、心を引き締め、節電に努めて来ました。
そして再生可能エネルギー100%の時代が来たら、今まで以上に安心して、我慢してきた分の電気を使い続けることができる。

本当にそうなんでしょうか?

僕が、たった30cmの農業用用水路で行ったハブダイナモ水力発電の実験。得られた電力はたったの0.6W。

こんなバカげた発電能力。
こんな僅かな電気で何が出来る。
何にも出来やしない。
何の役にも立たないじゃないか。
と言う声・・・

この否定的な考えが変わらない限り、日本中の意識が変わらない限り、日本の未来はないと思えてならない。

風力発電や水力発電・太陽光発電など、自分で電気を作ってきたからこそ分かる、電気を作ることの難しさ。
そしてどんなに少ない電気でも、使い道はあるんだ・・・動かせるものがあるんだ、ということ。
それを個人個人が考え、体験し、自分自身で気付くこと・・・それが大切なんじゃないかと。

いくら説明しても・・・わかったつもりでも・・・多分本当は理解していないんじゃないか。

どうやったら伝わるんだろう。
どうやって、これからの将来を考え日本を動かしていく次世代の大人たちに引き継いでいけば良いのだろう?

僕に何が出来るんだろう?

こんなのはどうだろう?

手作り風力発電や水力発電、自然エネルギーを活用して発電するフェスタを開催する。

コンテストじゃだめだ!
その優劣は必要ない!

自分たちで電気を作り、そのわずかな電気の使い道を真剣になって考える。
日本中の発電野郎を一か所に集め、交流を行う。
自分だけの技術じゃ、中々発展しない。だからみんなで情報を共有し全体のレベルを上げていく。

そんな機会を作る。

日本中に広がる、大きくて継続的なイベントだ。

みんな!・・・『この指、とまれ!』

  

6 件のコメント:

  1. 通りすがりの者ですが、たまたま読んで思いました。
    自分も大賛成です!
    自分も職場の工場の冷却排水でハブダイナモ発電してます。
    資源消費の削減、使用済み資源の有効利用をみんなで出来たらきっと凄く効果的だと思います^^

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    1. Ozawa Shooさん

      こんばんは、コメントありがとうございます。
      どんなに小さなことでも、一人一人が今できる事をやる。
      そんな積み重ねが大切なんですよね。

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  2. mabofarmさん頑張れ。
    私も、自然エネルギーの中でも水資源の重要性に気付き水力発電に取り組んでいます。自転車ハブモーターを使用した小型の試作装置を作りました。この装置、少量の水を使い、1台で4個のハブモーターを発電させる事が出来ます。27インチ用ハブモーターは毎秒40回転で1.3Wの発電が出来るそうなので合計5.2wの発電になります。mabofarmさんのお力でこの4個のハブモーターで発電した電気を繋ぎ合せバッテリーに充電できないでしょうか?
    3個付きの試作装置をニコニコ動画、ユーチューブにアップしてあります。
    http://www.youtube.com/watch?v=H_-3xnu6o5Q
    http://www.nicovideo.jp/watch/sm21320989
    モーメントパワー発電検索でもOK

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    1. おったまがえるさん

      こんばんは。素晴らしいシステムですね!
      4個のハブダイナモを接続してバッテリーに充電することは、簡
      単に出来そうです。
      ただ動画を拝見して、一つ気になることがありました。
      下側2つのハブダイナモは、絶縁されているのでしょうか?
      取り付けネジなど、整流前に金属どうしが接触していると思うような出力は得られません。(水が掛かるのは問題ありませんが・・・)
      基本的には、4つのハブダイナモを整流した後、直列で接続すれば電圧は4倍になり、バッテリーへの充電が可能になります。
      この時、整流回路を全波整流(ブリッジ整流)にするか倍電圧整流にするかは、ハブダイナモ1つの出力電圧を測る必要があります。

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  3. mabofarmさんコメント有難うございます。
    上下2個付けられますがそれぞれ独立して絶縁されています。ただ、上下に有るハブモーターの回転が反対回りに回ります。4個で、上部1個、下部1個、2個、2個が同じ回転になります。
    全て発電しますが接続には問題ないでしょうか?
    この発電装置、農家や地域発電が可能になる様な大きさにして実用化出来るようにしたいと考えています。
    mabofarmさんの住む那須は、この富津市から見ると本発電装置の活躍できる条件の良い土地のように思えますが如何でしょうか?

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    1. ハブダイナモは交流の発電機ですから、回転が反対でも接続には全く問題ありません。
      僕の実験では、倍電圧整流回路を使用しハブダイナモの回転数が40rpmを超えたあたりから、12Vのバッテリーへの充電が開始されました。
      ただ40rpmでは充電が開始されたというだけで、充電電流は極わずかです。

      まずは、ハブダイナモ単体の発電出力を測定する必要があります。多分、ブリッジ整流でもハブダイナモ単体で6Vは超えていると思いますが・・・実際に測定してみなければわかりません。
      2並列2直列になるか、4直列になるかはそれからですね。
      「実用化したい!」との事。ぜひそうなる様に頑張りましょう。

      僕に出来ることなら、ご協力させていただきます。

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