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2014年1月26日日曜日

平角線コイル巻き-その1


現在、平角線(Φ0.6mm相当)のコイルを巻いています。
写真のコイルは、51回巻きのコイルを2つ重ね合わせ102回巻きとしたものです。
まずは、2つのコイルをエポキシ樹脂系接着剤で固定します。
2つのコイルですから、巻き初めと巻き終わりの線がそれぞれ2本ずつ、合計4本の線が伸びています。
その内、合わせた部分から出る平角線をハンダ付けします。






最も効率の良い平角線の巻き方に、『α巻き』という巻き方があります。
出来上がりは、このコイルと同じように2列の巻きコイルが並びます。

コイル全長の半分、コイルの中心部から、一方は右巻きそしてもう一方は左巻きとそれぞれ51回巻きます。
文字のごとく、α形状で巻いていくわけです。
言葉では伝わりにくいですね。詳細を知りたい方は、「α巻き」で検索して下さい。たくさんヒットします。

α巻きコイルを作ろうといろいろ試行錯誤していましたが、手巻きでは難しい部分も多く、また手間が掛かり過ぎることから、このコイル2枚合わせで作ろうと思います。
この作り方でもハンダ付けの工程が増えるだけで、α巻きとはほとんど変わりません。

しかし、1日で1個のコイル(51回巻き×2=102回巻き)しか作ることが出来ません。
理由は簡単!
とても簡単な作りですが、時間が掛かるんです。
最初に51回巻きのコイルを巻きます。
巻き終えたコイルがバラケないよう、コイル巻き治具に付いたままエポキシ樹脂系接着剤で固定します。
巻き治具は1個しかないので、接着剤が固まるまでは次の作業ができないから困ります。
2つのコイルが出来上がったら、中心からの引き出し線が有る方を向き合わせ再びエポキシ樹脂系接着剤で固定して102回巻きコイルが完成します。

仕事を終え、自宅に帰ってからの作業ですから、中々進みません。


作業開始から2週間、やっと必要個数だけ巻き終えました。
でも、まだまだコイルを作ります。

1枚のステータに使うコイルは12個ですが、20個くらいは作るつもりです。

『どうして?』

発電機の善し悪しは、このステータの完成度です。
作る手間は掛かるし、とても面倒くさい一番の難所です。
一度作り終えたら2度と遣りたくないと思う作業ですから、時間を掛けても良いものを作ります。

まあ、それだけじゃないんですけどね。

効率の良いコイルが巻ける反面、丸線と比べて配線の取り回しにたいへん苦戦しそうです。
そんな練習(シュミレーション)用も含めて多めに作ろうと思っているからです。



2 件のコメント:

  1. よかったら 平角線の購入先と価格を教えてください。

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  2. この平角線は、メーカー様から試作用にと頂いたモノです。
    平角線はすべてオーダー製作のため、規格品としての商品は無いそうです。
    コイルメーカーでも、注文を受けてから製作すると聞いています。ですから、少量単位での購入は(最低でも5kg)難しいようです。

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