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2011年12月2日金曜日

動物の糞が電気を作る!

バイオガス?
バイオマスの間違いじゃないの!
いいえ、バイオガスです。




と、くどい説明から入ったバイオガスのお話・・・

そもそも、バイオガスとは、牛や豚・鶏など、家畜の糞尿や食品残渣などの有機性廃棄物が、微生物の働きによって発生するメタンガスです。

そして、このメタンガスを使って電気を作るのが、バイオガス発電です。




日本でも以前から、メタンガス発生装置を作ってLPガスの代わりに使っている人たちはいました。しかし、これを使った発電設備となるとなかなか・・・


自然エネルギー活用の先進国ドイツは、このメタンガスを使った発電設備はもうすでに確立されている、バイオガス先進国でもあります。
またドイツ国内では、3000ヶ所以上のバイオガスプラントが稼動していると言われています。
その中でも、ちょっと変わったバイオガス発電所があります。

それは、ドイツのミュンヘン動物園で、動物のふんを利用したバイオガス発電に取り組んでいるんです。
しかも、バイオガス発電に取り組んでいる動物園は国内でもここだけ。
園内の動物のふんを合わせた量は年間約2000トンにもなり、これで市内の住宅100戸の電力がまかなえる計算だそうです。
『動物のウンチが電気に代わるんですよ。!』

今年の秋、福島県において家畜の糞尿を受け入れるところが無く困っているというニュースが流れました。
酪農も盛んな那須町に、このバイオガス発電所があれば、少しは福島の人たちを助けることが出来たかも知れません。

またバイオガス発電は、電気を作るだけでは終わりません。
基本は火力発電。ガスを燃やしてタービンを回し発電するわけですが、その時の余熱で暖房と給湯用の熱を配給して利益を上げることも出来ます。
バイオガスが発生した後の糞尿だって無駄にはなりません。十分発酵したものは臭いも消え、肥料として畑や牧草地に戻すことが出来るのです。

「那須を再生エネルギーの里にしたい!」

動物の糞を使ったバイオガス発電!
日本では、北海道・他一部の地域で始まったばかりの発電。
那須町ならバイオガスを使ったメガ・バイオガス発電が可能なのではないでしょうか・・・

※ドイツでは、個人でバイオガス発電所を経営している人たちがいます。




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