掲示板

いざという時のために、100%自給自足(自産自消)の生活を目指しましょう!


2011年11月26日土曜日

電気の地産地消

茨城県神栖市 (面積:147.26平方キロメートル)

護岸から50mほど離れた洋上に設置された風車の規模は、出力2,000kW。
7基の風車が建設され、総出力は14,000kWあります。

3.11東日本大震災。後に起きた大津波にも耐え、発電を続けています。




神栖市には、他にも沢山の風力発電が設置されています。



波崎風力発電所
600kw×
2
波崎ウィンドファーム
1,250kw×
12
海風丸(うみまる)
1,000kw×
1
鹿島製油所構内
1,800kw×
1
ウィンド・パワーはさき風力発電所
2,000kw×
1
波崎未来エネルギー風力発電施設
1,500kw×
1
ウィンド・パワー日立化成
2,000kw×
1
神栖風力発電施設
2,000kw×
5
DIC鹿島風力発電所


と、上記の ↓

2,300kw×
2
ウィンド・パワーかみす
2,000kw×
7


総発電量は 53100kw

この地域の風力発電利用率は約25%
実発電量は13275kwになります。


日本の国土面積 377,930k㎡。神栖市の面積は147k㎡です。
面積比率から、日本国土の0.039%が神栖市の面積になります。


再び、計算・・・
原発54基分(5400万kw)×0.8(設備利用率)の発電能力4320万kw


43,200,000kw×0.00039=16848kw が神栖市の原発依存率ゼロに向けてのノルマです。
風車の実発電量 13275kw÷16848kw ≒ 0.788 となり
神栖市は、約80%が原発なしでも電力を自給できることになります。


上の動画でみた程度の発電設備がもう一つできれば、原発依存率ゼロも簡単にクリアーできてしまいます。
それだけではありません。
この地域で発電事業を展開しているウィンド・パワー(株式会社 小松﨑都市開発)では、鹿島港湾区域の護岸から500~4000mの海の中に大型風力発電施設(5,000kW~10,000kW)風力発電100基程度を建設し、総出力500,000~1,000,000kWにする発電計画も着々と進んでいるのです。

これが実現すれば、年間総発電量 約1,000,000,000kWhになります。
(出力5,000kW 設備利用率25.0% 算出)
一般家庭 約25万世帯分の年間消費電力が賄えるそうです。


「風車だらけの海なんて見たくない。環境破壊もいいとこだ!」と言う方もいるでしょう。
しかし、以前 NHKの「地球イチバン」で放送されたデンマークの風力発電事情では、原発を反対した国民自らが風力での再生可能エネルギー発電を選択し、農機具メーカーが中心となって、一から風力発電設備を作りあげるという努力をしてきたそうです。今では世界一の風力発電メーカーになったそうです。
デンマークの海に設置した風車の基礎廻りには、沢山の魚が住み、近くにはその魚を食べにくるアザラシの群れが集う、素晴らしい動物天国にもなっているようです。


残念ながら、海も無く一年中安定した風の吹かない那須町で、これをまねることにはちょっと無理があります。
現在那須町内にある発電設備は、コナミの風力発電(40kw×3基)
黒川発電所(稲沢)くらいしかありません。
(※那須疎水を利用した小水力発電所や沼原発電所は、那須塩原市です)


「那須を再生エネルギーの里にしたい!」
そのためには、どうしたら良いのか?
茨城県の神栖市のように、その地域に適した発電事業を考えていかなければいけません。
「メガソーラー発電」も広大な那須斜面を利用すればかなり発電自給率を上げることができます。
しかし、那須町の特徴を最大限に活用できる発電設備計画こそが、再生エネルギーの里にするための柱ではないかと思います。


キーワードは「ドイツの田舎」です・・・



0 件のコメント:

コメントを投稿