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2012年3月14日水曜日

放射線被爆の恐怖は、いつまで・・・



福島第一原子力発電所で起きた爆発事故。飛散した放射性物質は、ヨウ素131、セシウム134、セシウム137です。
放射性物質の半減期は、ヨウ素131が8日、セシウム134が2年、セシウム137が30年。

※半減期とは放射線の放出量が半分になる期間をいいます。




ヨウ素131は半減期が8日ですから、1年経った今ではほとんど問題にはなりません。
問題なのは、セシウム134とセシウム137です。観測の結果飛散した放射性物質は、セシウム134とセシウム137がほぼ同量で含まれていることがわかっています。
そこで、今後私たちがどれくらいの量を被爆していくのか、30年を目処に表を作ってみました。


<放射能被爆予想>

経年
Cs134
μSv/h)
Cs137
μSv/h) 
TOTAL
μSv/h) 
年間被爆量
mSv/h) 
実被爆予想
mSv/h) 
0
0.5
0.5
1
8.76
3.85
2
0.25
0.48
0.73


4
0.13
0.47
0.59


6
0.06
0.45
0.51
4.47
2.42
8
0.03
0.43
0.46


10
0.02
0.42
0.43


12
0.01
0.4
0.41


14
0
0.38
0.39


16
-
0.37
0.37


18
-
0.35
0.35


20
-
0.33
0.33
2.89
1.9
22
-
0.32
0.32


24
-
0.3
0.3


26
-
0.28
0.38


28
-
0.27
0.27


30
-
0.25
0.25
2.19
1.66

0年のTOTAL放射線量は1μSv/hです。
この値は、家近くの保育園や小学校の校庭で検出された、昨年5月頃の数値です。
当時、通学路や公共施設などで計測された数値はもう少し低い0.6μSv/h程度でしたが、アスファルトやコンクリートの上より、土の上で測定した校庭の数値の方が、より現実的な数字なんだと考えこの数値としました。

セシウム134とセシウム137の量は、ほぼ同じですから、0年目はそれぞれ0.5μSv/hです。
年間被爆量は、TOTAL放射線量(μSv/h)×24(時間)×365(日)で求めた数字です。
単位がmSv/hに変わっていますから注意してください。
次に、実被爆予想 の数字についてですが、これは僕の考えるところから割り出した数値で、公に公開されているものではありません。


世界平均としては、自然界から年間2.4 mSv/h(毎時0.27μSv/h)前後の被曝を受けていると言われています。
日本においては、原発事故以前はこれよりも少なく、年間1.4mSv/h(毎時0.16μSv/h)だったそうです。
「最近、ガイガーカウンターで家の中の放射線量を測ったら、0.2~0.3μSv/hもあったんだよ。」って近所の人から言われました。
原発事故とは関係なく、家の壁の材質や家が建っている場所の地質等から、放出される自然放射が0.15~0.2あるところもあります。
ですから、家の中でも0になる事はありません。

そこで、表の年間被爆量の1/3(1日8時間外にいたとして)と、残り2/3(16時間)事故前の日本の平均放射線量0.16μSv/hの放射線量とし計算してみました。
(外で1日中仕事する人以外は、もっと少ないはずです。)

さて、注目するところは、6年後(後5年先)のところです。
TOTALの放射線量は事故後の約半分になっています。
それと同時に実被爆予想も世界の平均値2.4 mSv/hまで下がってきました。
計算上では、30年待たなくても何とかなりそうです。これでとりあえずは放射線被爆の恐怖から少しは逃れる事ができそうです。

でも、まだ終わったわけではありません。
健康的な生活を続けていくためには、きれいな空気と共に、汚染されていない食事をとる事も忘れてはいけないのです。


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