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いざという時のために、100%自給自足(自産自消)の生活を目指しましょう!


2013年6月9日日曜日

mabofarmの由来

この土地を購入して家を建てた時から、僕の自給自足の夢が生まれました。

そうだ、敷地内で野菜を作ろう。
100%無農薬の美味しい野菜だ。

僕の子供のころのニックネームは『まー坊』
仲の良い幼馴染は、僕をそう呼んでいました。

そうだ、まー坊農場にしよう!

我が家の家庭菜園についた名前は『まー坊農場』でした。

そしていつしか、西洋かぶれ(死語?)の僕は、横文字でmabofarmと名前を変えてネットで公開を始めました。
農薬なんて絶対に使わない、体に優しい野菜作りの始まりでした。



我が家の敷地は、180坪以上。
都会では考えられない広さです。

土地は、もともと水田だったところですから、道路から1m以上も下に下がったところにありました。
家が建っている所は、土盛りをして道路の高さまで持っていきました。
その際、表土の黒土は現在の畑に寄せました。これで少しは、畑の高さもも上がりました。
しかし、雨が降ると畑には水たまりができ、初めて植えたかぼちゃは全滅してしまいました。

友人に相談すると、好きに使って良い残土がたくさんあることを知りました。
その後、2トンダンプと4トンダンプを毎週末借りて、二人で土を運びました。
4週間(4日間)の作業で、70〜80トン、いや積載オーバーで運んでいたから100トンは超えていたでしょうか?なんとか現在の高さまで畑の土を増やすことができました。

それからが大変でした。運んだ残土の中には、20cmくらいの石がごろごろ。スコップで掘り起こしては取り除く作業に半年以上も掛かりました。
運んだ土は、野菜を栽培するためには栄養が足りません。赤土も含まれていました。
堆肥をたくさんまきました。米ぬかも何袋まいたでしょうか?
ホームセンターでは、一番安い鶏糞もたくさん購入しました。
水はけが悪いからと、河川敷で砂を採取しては畑に運びました。保水力が足りないからと、もみ殻もまきました。
とにかく、野菜作りに適した土作りに、力を注いできました。
そしてようやく、完全無農薬の美味しい野菜が作れるようになってきたのです。

2011年3月
私の夢は一瞬で消えてしまいました。

放射能による土壌汚染です。
もう、無農薬栽培なんて何の意味もありません。


すべてが馬鹿らしくなり、野菜を作らなくなった畑は雑草だらけになってしまいました。
今までの努力は、いったい何だったんでしょう・・・・・

それでも野菜を作りたい!そんな儚い思いから、プランターでの栽培だけが始まりました。
『グリーンカーテンを作るんですよ』ってゴーヤを植えつけてみても地植えの時とは、成長も味も全く違います。

もう一度『まー坊農場』を復活させたい!

じゃぁ、いつやるの?

今でしょう!


まずは、畑の整備からです。
畑の草を刈り取ると見違えるようです。


震災直前に購入した、耕運機で土を掘り起こします。

まだまだ、石が混じった土。しかも、しばらくほったらかしの状態だったため、表土はカチカチでした。耕したことでようやく畑らしくなってきました。

でもまだ、野菜は作りません。

野菜の放射能汚染レベルを測る為には、1kg単位で測定する必要があります。
僕のような家庭菜園レベルでは、1kgの測定は現実的ではありません。

復活1年目は、汚染の少ない野菜を作るための土作りから開始します。

ところで、2010年に植え付けた果実が、mabofarmにあります。
2011年には、実が付きませんでしたが、昨年からなんとか食べれるようになってきたのです。


糖度が20度を超える『紅妃』というキウイです。
汚染されていると知りながら、こいつだけは破棄するこはできませんでした。
昨年初めて実ったキウイの糖度を測ると、やはり20度を超えていました。
とても甘くて美味しいキウイなんです。

でも、どんなに美味しくても、娘や孫に食べてもらうことができません。

いつの日か、mabofarmの野菜や果実を安心して食べてもらえるよう、土を作り直します。

続く・・・







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