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2014年9月21日日曜日

停電しない街

電力会社の電気が途絶えることを、停電と言います。
停電になると、家の明かりは勿論、信号機も全く機能しなくなります。
街灯も消え、街中真っ暗闇な世界が広がります。

しかし、自家発電で作った電気を街灯の電源としているなら、明かりが消えることはありません。


停電はいつ起こるかわかりません。
雷による停電もあるでしょう。冬は、大雪で送電線が切れることもあります。
また、水害や地震などでも停電になることがあります。



『大きな自然災害が発生!』
安全のため、避難所への移動を強いられました。

やっとの思いで避難所にたどり着く。しかしその避難所は、停電でした。

電力会社の電気が途絶えてしまえば、そんなことは当たり前です。

僕の住む地域では、街灯の支柱がひどく劣化し、倒壊事故の恐れが出てきました。
僕が子供の頃に作られたものですから、もう十分その役割は果たしたことでしょう。
数年前には、信号待ちの車に街灯の支柱が倒れる事故が発生しました。
出来るだけ早く、新しい街灯に交換する必要があります。
予算の関係もあり、今すぐ全部というわけにも行きません。今年から、数年かけて少しずつ蛍光灯型のLEDに変えていくそうです。

ところでこの街灯、とても省エネで電気代がだいぶ安くなるそうです。
速やかな工事終了を、街中の人達が期待をしています。

でもやっぱり、停電になると明かりは消えてしまいます。
電力会社の電気を使っているので、これも仕方ありません。


『何とかならないでしょうか!』

そこで、

自家発電の登場です!



自家発電の中でも、一番簡単に電気を作れるモノといったら、太陽光パネルです。
このパネルで発電した電気を、充電コントローラーを介してバッテリーに溜めます。
そして夜になると、CDS回路が反応して自動で明かりが灯ります。



手作りのCDSセンサー回路は、防水ではないので、雨除けに赤いタッパー(100均セリア)に納めました。

市販されているバッテリーチャージコントローラーの中には、夜間点灯用の回路付があります。
あまり電気に詳しくない人でも、簡単に設置出来るよう2種類の夜間点灯回路付のコントローラーを試してみました。

しかし、全く作動しませんでした。



右側、SJ3A(12V3A)は、日没:ON、日の出:OFFの機能が付いているはずです。
しかし、太陽が出ている日中も日没後も、24時間出力しっぱなしでした。
知り合いが同じ機種を購入しましたが、こちらは全く出力しませんでした。

左側は、EP SOLARモドキ?のタイマー付で、夜間負荷の時間を任意に設定できるそうですが、これも全くのでたらめです。
酷いもんです。
『安物買いの銭失い!』にならないよう、購入される方は十分に注意してください。

アマゾン経由で購入したので通常なら返品出来ますが、いろいろいじり過ぎて返品できなくなってしまいました(笑)。

街灯の支柱は、試作なので2×4材を使いました。
初めに2×4材の柱を一本、そしてまた一本と、抱き合わせで固定した柱は、角型になりました。
ニスを塗って耐久性を高めていますが、小口から雨が侵入すると、木はすぐに腐ってしまいます。
これを少しでも防ぐため、柱の天面に0.5mmの薄いアルミ板を加工して被せることにしました。


今までなら、100均タッパーに入れた自作LEDの照明を、ここに取り付けていました。
しかし今回は、違います。
一般的に普及するよう、少しだけクオリティを上げることにしました。


昭和レトロの電球傘です。
僕が子供の頃街灯と言えば、木製・電信柱にこの傘付電球が主流でした。
明るさは今一つでしたが、何とも懐かしい“ほんわか”した明かりでした。

僕は電球色が好みですが、ここでは白っぽい昼白色のLED電球を取り付けています。
何故って?・・・温かみを感じる明かりなのに、防犯の面からは良くないそうです。
「青白い光は、興奮した気持ちを抑える」そんな働きがあるそうです。
最近、青白い街灯が増えたのはその理由からなんですね。

この独立型の街灯は、電気の消費量よりも太陽光パネルの発電量が少しだけ上回るように作りました。

『消費量より、少しだけ発電量が多い』というところが、僕の目指すところです。

これは、悪天候が続き、電気が無くなってしまうことを懸念しての理由からではありません。

日常は、毎晩灯りを灯す独立型の街灯。
でも少しだけ、余分に発電した電気を、毎日毎日蓄電池に溜め続けます。

『塵も積もれば、何とかです!』

緊急時には、溜まった電気が私たちをきっと助けてくれます。
試作品なので、自動車用のバッテリーを蓄電池としています。
しかし、本来の目的を果たすためには、なるべく多くの容量を持つバッテリーを使うことが望ましいでしょう。
蓄電できる量が多ければ、それだけたくさんの家電品を動かすことができます。

以前紹介した、5wの太陽光発電。
わずかな発電量でも、電気を溜めることで大きな家電品も動かせました。
テレビを観たり、洗濯をしたり、冷蔵庫の電源にしたり。
ファンヒーターを燃焼させ、その後お風呂も沸かしました。それでも余った電気で、再びテレビを観ることが出来ました。
『何もしなくて良いのです。ただおいて置くだけで、いざという時に強い味方になってくれます。』

でも・・・もしかしたら、全く使わないまま数年間放置されてしまうかも知れません。
全く使わない状態が続いたら、殆どメンテナンスもされず、本当に必要な時に壊れて使いものにならないかも知れない。
そんな思いが湧いてきました。

でも、これなら大丈夫。
『毎晩明かりを灯し続ける!』
だから、このシステムは生きている。緊急時にも安心して使うことができます。

如何でしょう!
いざという時、こんな街灯が街中に立っていたら、避難所の明かりは勿論、家電品の電源も確保することが出来る優れものです。













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