無駄な電気！

2つの蛍光灯スタンド

ここにまったく同じ蛍光灯、つまり同じ消費電力の蛍光灯を取り付けたスタンドがあります。

【問題】　左右どっちのスタンドが消費する電力は少ないのでしょうか？

『ふざけんなよ！　同じ蛍光灯使ってんだから同じに決まってんだろう。』

と、大概の人は言うでしょうね。

２つ共、本当に同じメーカーで販売されている同じ消費電力の、蛍光灯ですからね。

では実験を始めましょう。

まずは、左から

ワットモニターに電源コードを挿します。まだスイッチを入れてませんから、消費電量は0wです。

って、当たり前だろう！

ハイハイ！失礼しました。

で、電源スイッチを入れます。

蛍光灯を点灯した状態では22.6whの消費電力ってことになります。

で、通常ならこれでお終いですよね。

なんてったって同じメーカーの同じ蛍光灯ですから、これ以上遣っても仕方ないですよね。

でも、まだまだやめません。

続いて右側の蛍光灯スタンドです。

くどいようですが、同じメーカーで同規格の蛍光灯を使っています。

おいおい、0.3whってなんだ？

コンセントを差し込んだだけ、まだ電源スイッチはオフのままです。

それじゃぁ、電源オン！

蛍光灯を点灯すると、23.6whの消費電力です。

繰り返しますが、全く同じ蛍光灯です。

国産パナソニック製で、個体によるばらつきはありません。

いったいどういう事なのでしょうか？

これが左側のスタンド

　

で、こいつが右側の大飯喰らいです。

　

違いはスイッチにありました。

左側のスタンドは、所謂アナログスイッチ？

手動でオン（手で押す）するタイプです。

で、右側のスタンドは、触るだけで電源が入る、今時のタッチセンサー付きスタンドなんです。

タッチセンサーが有ると言うことは、常に回路内に電気が流れていることになります。

待機電力ってやつです。

使っていないのに電力を消費している理由はここにあります。

今時の家電品には、この待機時に電気を必要とする器機が結構あります。

テレビ・エアコン・照明等々、リモコンで反応する機器は、この無駄な電気を消費しています。

お忘れなく・・・