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2016年9月27日火曜日

東山道『伊王野』 part-1

ここは、栃木県那須郡那須町伊王野。
下野の国と呼ばれた時代もありました。
伊王野で生まれ伊王野で育った僕は、先日57歳の誕生日を迎えました。
ずっとこの町が嫌いでした。
早く脱出したい。ここから離れたい。そう思い続けていました。
でも、この歳まで思いは叶いませんでした。
能無しで根性無しで、臆病者なんですね。

年を重ねていくと不思議なことに離れたくない気持ちが湧いてきます。
愛おしい気持ちが湧いてきます。
不思議です。

伊王野と言う地名。昔は、醫王野という文字が使われていました。
この醫王とは、薬師如来のことをいいます。元来薬師如来のことは、醫王や大醫王寺と呼ばれていました。
この地が醫王野と命名された理由には、薬師如来がその根本にあったようです。

伊王野沼野原地区には薬師如来があります。
僕が中学校・剣道部時代の先輩が、この寺の住職をしています。
起源を表す書物・収集物などを紛失してしまいわからなくなってしまいましたが、醫王佛(薬師如来)と、ながく後世にのこるよう考えると、古くからの言い伝えあるいは新しく物事を始めるにあたり、子孫安住の地として薬師如来を安置し『醫王野』と命名したようです。

いにしえの昔醫王野と書かれていたものは、寛永十年(1633年)醫王野家断絶になり、醫を伊と改めました。

続く・・・

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