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2016年11月5日土曜日

ゆずを成らそうプロジェクト―その2(完結編)


おいおい、写真が違うぞ!
『これ、リンゴでしょ!』

実はこのリンゴやさんで、究極の情報を仕入れてきましたよ。





ゆずはどうして、中々実を付けないのか?
実が付くまでに13年とか18年とか言われていますが、どこにその根拠があるのでしょうか?
農業に関しては、根拠のない言い伝えがたくさんあります。
その一つが柚子のお話です。


我が家の柚子の木です。
ようやく昨年から実を付けるようになりました。

元々実が付いていた柚子の木を我が家の庭に移植してから、5年以上も花すら咲かなくなってしまいました。柚子の花が咲かない・実が付かないのには、きっと理由があるはずだ。
10年も20年も待たなきゃならないなんて、何かおかしい・・・
近所に住む沢山の年寄りたちからも話を聞きました。
しかし、いづれも根拠のない事ばかりでした。

ある時、面白い話を聞きました。
「実のならないゆずの木の先に、本物の柚子の実を刺して置くんだ。自分が実を付けたと勘違いした柚子の木は、翌年から実を付けるようになる。」

この話を聞いた僕は、『これは何かある!』
そう感じました。

仮説を立ててみました。

枝の先にゆずの実を刺す実の重みで枝がしなる樹勢の弱まった枝に花が咲く
  
実が付く!

樹勢のあるうちは上へ上へと幹を伸ばしていきます。
これを下向きにすれば、もしかして実が付くかもしれない。
早速、針金や紐で上向きの枝を下方向へ引っ張りました。

するとどうでしょう。翌年から実を付けるようになったではありませんか。
『僕の立てた説は正しかった。』半分だけそう思いました。

でも、リンゴやさんと話をしているうちに、このやり方が正しかったことを知りました。


ところで、1本のリンゴの木に何個の実が付くかわかりますか?
聞いてびっくり、
200個から300個だそうです。
凄いですね。驚きました。僕はせいぜい50個くらいだと思っていました。

『でも、その年でリンゴの数は変わるんでしょう?』
そう聞くと
「毎年変わりませんよ。成りすぎるのは良くないので、毎年同じ量に調整しています。」
やっぱりすごいですね。

あっ、話を戻しましょう。
リンゴの木は、植え付け後3年程は実を付けない(花が咲かない)そうです。
と言か、木を育てるためにわざと花を咲かせないようにしているようです。
ある程度大きくなったら、いつまでも実が成らないのでは収入になりません。

そこで、花が咲くよう・実が付くように細工をするそうです。
それが、横枝を伸ばすことです。
角度は、垂直軸に対して約80度。上に伸びる時は樹勢の強さを象徴しています。この時は花が咲きません。そして90度を超えると、今度は木が弱ってしまいます。
プロの果樹園農家は、この角度を維持することを務めるそうです。

ですから、柚子の実を早く実のらせたいときには、横枝を伸ばすということですね。


因みに僕は、木が弱くなってしまうことも考えず、枝が下を向くくらいにまげています。
玄関先の色どりに、ホームセンターで買ったリンゴの木を植えています。今年も花をつけることがありませんでした。
来年こそはとの思いから、今年は枝に細工をしました。

さあ、来年は花を咲かせてくれるでしょうか?








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