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2011年10月25日火曜日

再生エネルギーはハイブリットで!


ソフトバンクの孫社長が、全国の自治体と組み推し進める『メガソーラー計画』


布引山風力発電

太陽光発電で原発54基分の電力を生み出すために必要な敷地面積は、3600平方kmです。
日本の耕作放棄地4000平方kmを利用できればクリアーできる構想です。
しかし前回のブログでも記したように、栃木県に於けるメガソーラー計画予定地は、原発1基の10分の1も賄う事ができません。今後全国的な広がりはあるものの、いったいどれくらい実現できるのでしょうか?

その一方で、楽天・三木谷社長は一般家庭用太陽光発電システム市場に参入する方向で動き出しています。
平均的な太陽光パネルを、前総理が言ったように1000万戸に設置できれば、総発電量の2.1%は賄えます。
いきなり原発54基分とはいきませんが、着実に前に進む事はできそうです。
三木谷社長は、太陽光発電設備の初期投資が100万円をきることを目標にパッケージ商品の詳細を固めていこうとしています。

日本を代表するネット企業の双璧が、方向性の違ったアプローチで動きはじめています。

・・・とは、言え。


太陽光発電が利用できるのは、日中、しかもお日様がお出ましになっているときだけです。

日中の発電量だけで、仮に原発54基分以上の発電ができたとしても、蓄電システムのないところでは夜は利用できません。そうなると、やはり『ハイブリット』ということになってきます。
では、太陽光発電の利用できない夜の部分を、何で補ったら良いのでしょうか?

それでは、mabofarmお得意の『風力発電』を考えて見ましょう。

平成22年度環境省が発表した『日本での再生可能エネルギーの導入ポテンシャル』によれば、風力発電だけで1.4億kw、日本の総発電量2億kwの7割が賄える計算になります。

風力発電1基あたりの発電量は、300KW~3000KWと、さまざまですが、平均的な大きさは約1000kwです。
風力発電の利用率は20%ですから、1000kw×0.2=200kwが風力発電1基の実発電量となります。
では、原発54基分の風力発電設備はどれくらいでしょう?

原発1基は、100万kw×0.8(利用率80%)=80万kw
800000kw÷200kw(風車1基分)=4000となり
なんと、風力発電だけで原発1基分賄う場合、4000基の風車が必要になります。
原発54基なら、21万6千基もの風車が必要になるわけです。
ものすごい数です。もしこれが実現したら日本中どこへ行っても風車だらけになってしまいます。

環境省の導入ポテンシャルには続きがあります。
今後の技術革新、つまり風力発電の性能がアップして行けば、4.1億kw(日本の総発電量の2倍)まで発電可能になってくる予想を立てています。

風力発電は、低周波騒音被害や設置場所の確保など、まだまだ沢山の問題を抱えています。
洋上発電計画や低周波騒音の無い風車作り。『日本の技術は世界一である』と考えているのは私だけでしょうか?

ドイツは、2050年までに『80%再生可能エネルギーに切替える』と頑張っています。

ドイツに負けないよう、あらゆる方法を模索し、駆使して実現に向け頑張って行かなければなりません。

『那須を再生エネルギーの里にしたい!』

私たち自身も、今何をすべきか考える時です・・・

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