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いざという時のために、100%自給自足(自産自消)の生活を目指しましょう!


2014年4月27日日曜日

小エネで、650Wを!

どんなに少ない発電量でも、“蓄電”をすることで大きな力を発揮出来ます。
こちらは、お馴染みの小さな太陽光パネル。



12Vのバッテリーに充電するなら、パネル一枚でも最大3W程度の発電能力しかありません。




前回の実験では、テレビや洗濯機・冷蔵庫を動かすことが出来ました。
この3つの内で、一番消費電力が大きかった洗濯機は、カタログデータで520Wでした。
そこで今回は、もう少し消費電力の大きな電化製品を動かしてみます。

『消費電力650W』の凄い奴!?
果たして、本当に動くのでしょうか・・・

今日のターゲットは、僕が毎日愛用しているTIGER製のコーヒーメーカーです。


電気を熱に換える事は、とても効率の悪い使い方です。省エネの家電品が次々と生まれる中でも、ドライヤーだけは今でも1200Wもあります。
コーヒーメーカーは、水を沸かすため、短時間ですが大量の電気を消費します。
でも、蓄電すればこれも問題はないハズです。

まず初めに、12V8Ahのバイク用バッテリーで試してみましょう。


小さな太陽光パネルで発電した電気を、約2週間何も管理せずバッテリーに蓄電しておきました。検証前のバッテリー電圧は、13.4V。満充電です。
交流100Vを作るインバーターは、正弦波出力の800W(ピーク時1600W)と、コーヒーメーカーの消費電力を上回る出力です。

このコーヒーメーカーは、抽出後の保温機能はありません。
ポット自体が、冷めない構造になっています。
コーヒーが出来上がると自動で電源が切れるタイプですから、一度お湯になってしまえば、無駄な電気は一切使わなくて済みます。

さあ、実験開始です。


と・・・ところが・・・です。

使用容量が100%に達しています。
インバーターは、警告音を出して止まってしまいました。
決して、発電能力が足りない結果ではありません。
当たり前ですが、バッテリーを大きなものに変えても(試してみました)動く事はありません。
800Wのインバーターなのに、650Wのコーヒーメーカーを動かすことが出来ませんでした。
正弦波ですから、波形の問題でもありません。
全く、インバーターの容量不足です。

この実験、最初は余裕だろう!!! 
コーヒー何杯いけるかな?
小さなバッテリーなら5杯分くらい?
自動車用なら20杯はいけるかな?

なんて・・・成功は当たり前のことと思っていましたが、今回は見事に当初の思いを打ち砕かれてしました。
メーカーの仕様書って何なんでしょうね?
平均値???
良くわかりません。

いったいどれくらいのインバーター容量が必要なのでしょうか?
家庭用のコンセントは、一か所1500Wまでの電気器具が使える様規定があります。
それなら、1500Wのインバーターを使ったら、この問題は無かったのでしょうか?

なんとも残念な結果となりました。
本当に悔しい思いだけが残りました。
この後も検証を続けたいところですが、1500Wのインバーターを購入する予定は当分ありません。
しばらく、この結果はお預けです。

こんなことでも、できたらきっと展開が広まるでしょうね。
物産センターや野菜直売所横に農業用用水路が有ったら、水力発電で電気を作りましょう。
風の強い地域なら、風力発電。
日当たりの良いところなら、太陽光発電でも良いでしょう。

環境に優しい『エココーヒー』如何ですか?
田舎の四季を感じながらいただくコーヒー。間違いなく美味しい筈です。






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