手作りビール用にと、5年ほど前から育てています。
ビール専用のHOPに比べると、香りと苦味が少し足りません。
昔この山HOPは、『どぶろく』作りには欠かせないものでした。
『どぶろく』などお酒を発酵させるためには、酵母菌が必要です。
今のように酵母菌だけを取り出すことができなかった時代です。
酵母菌をHOPから取り出して使う方法を『はなモト』といいます。
※HOPは「からはな草」の雌花です
近年では桜の花びらから酵母菌を取り出したものを、『さくら酵母』などと呼ばれて使われています。
HOPの苦味成分は、発酵の際、乳酸菌や納豆菌など他の菌の活動を抑える働きもあります。
ビールにとっても、苦味や香りはとても大切です。またビールの泡もちを良くし、ビールの腐敗を防ぐ目的としても使われました。
“まり”のように丸く咲くことから、毬花とも言われています。
でもはじめから丸くなって咲いているわけではありません。
8月下旬から9月上旬までは、写真のウニのような花が咲いています。
だんだんに花(葉っぱ?)らしくなってくるわけです。
ビールに苦味や香りを付けるHOPですが、このモトになる部分は葉っぱのような花びらではありません。
少し茶色になって収穫時期は過ぎてしまいましたが、花びらをむしると黄色い花粉のようなものが現れます。
これをルプリンと言います。
この黄色いルプリンこそが、ビールに苦味や香りを付ける仕事をしています。
またHOPの出す香り成分が、女性ホルモンの分泌を促すことから、若返りの秘薬?としてポプリなどにして近くに置いておけば、いつまでも綺麗なままでいられるかも・・・知れません。
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